1953-12-01 第18回国会 衆議院 本会議 第2号
われわれの対策は、実績課税制度を採用するとともに、選挙による税務委員制度を設け、人民代表を税の決定に参画せしめることであります。これらのことはヨーロツパにおいてもその例を見るようであります。第五は地方税の問題であります。
われわれの対策は、実績課税制度を採用するとともに、選挙による税務委員制度を設け、人民代表を税の決定に参画せしめることであります。これらのことはヨーロツパにおいてもその例を見るようであります。第五は地方税の問題であります。
しかし経済界の変動がない場合につきましては、大体実績課税制度をとるべきではないか。あるいはその場合にでも予算申告納税制度はよい。経済界の変動のない場合につきましては、どちらでもよい。経済界の変動のある場合には納税者の立場からいつて予算申告納税制度がいいと考えております。
私は公平適正、合理的な税務を遂行するために、制度としましては後退するようではありまするが、ここ数年間この申告納税制度を廃止いたしまして、実績課税制度の復活を提唱するものであります。池田大藏大臣は申告納税制度を採用した当時の主税局長でありまするが、その当時、申告納税制度を採用する理由といたしまして、実績課税制度は、國民経済及び國民所得が急激に変化しておる際には時期的に課税上のズレを生ずる。